WEA COL認定

ベイシック5日間、アドバンス7日間、計12日間の講習の末…
Wilderness Education Association, Certificated Outdoor Leaderの認定をいただきました!

引用 ーー
アウトドアリーダー資格(COL)は、WEAの野外指導者養成の根幹となる資格であり、野外において、ミッションと教育目的を達成し、安全を維持し、環境に配慮できる知識とスキルを有する野外指導の専門家であることを意味します。
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「バクさん」こと、岡村泰斗氏が代表を務めるBackcountryClassroom Inc.が提供する「2023WEAアウトドアリーダー花山コース」を通じて、鳴子温泉のお隣「栗駒山」にて資格を取得することができました。

川を渡って、山を登って、森で寝て…、総延長20.7km, ↑1,976m, ↓1,157m

遠征の間は、目的地を目指した移動はもちろん、キャンプの構築、食事づくりに加えて、リーダーシップやチームビルディング、リスクマネジメント、環境倫理の授業をチーム・インストラクターへ向けて行うレクチャーの時間も組み込まれています。
その日、その日のリーダーを決め、旅の計画と時間割を決めて行動していきます。

山の移動手段は様々。
トレイル(登山道・林道)はもちろん、ときに沢を登ったり、道のない森を地図とコンパスで自己位置を推定しながら進んだり。

状況をみて、ロープやカラビナ・スリングで安全を確保する場面も。
場面に応じた自身のリーダーシップのスタイルや、スムースな合意形成のあり方。
長い旅の中では、たくさんの学びと気づきがあります。そして、その気づきを、他者に伝えるならばどうすべきか。

ガイドとして行動する場合、安全が第一。リスクは回避するものでした。でも教育者としての観点では?
受容できるリスクは立ち向かうことで、それが最高の学びの場(Teachable Moment)となる。
客観的にメンバーを観測する力、起こりうるリスクを予測する力、万が一の場面で対応できる力、そして実践を通じた気づきを与える力。

今回、リーダーとしての認定を得ることができました。が、エデュケーター(教育者)としては、まだ総合力不足。
旅を通じて見えた自分の弱みとしっかりと向き合って、アウトドアエデュケーターを目指して一層精進したいと思います。

この9月に北海道で世界的な商談会が開催され、日本でも認知の高まってきているAT(アドベンチャーツーリズム)
「アウトドア」「アクティビティ」「文化体験」がセットで語られることが多いですが、「自己変革」も大きな要素の一つ。
この自己変革こそ、野外教育のティーチングスキルによって為せることだと考えます。ガイドとの旅を通じ得た知識や技能で、ゲストがより暮らしを楽しめる様になる。感覚として捉えていた目指すべき所が、体系立った理論によって少しずつ見えてきている様な気がしています。

人生は長い旅。ツアーを通じての経験や成長が、その旅の糧のひとつになれば嬉しいです。

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