荒湯地獄
鳴子温泉北部、鬼首の山中にある地熱地帯で栗駒国定公園の第一種特別地域の中にあります。江戸時代には鳴子温泉最大級の湯治場の一つでしたが、1960年代には廃湯になった歴史も。
弊社の提供するエコツアーガイドサービスAwesomeToursでは、そんな荒湯を舞台に温泉の沢を歩きながら、固有の自然と歴史に触れるエコツアーをご案内しています。
ツアーの中でもたくさんお世話になっているフィールドですが、他のビジターの方が残されたブルーシートや土嚢袋が放置されている現状も。
土嚢袋が残置されてからは、滝つぼに流入する土砂の逃げ道がなくなってしまい、いつくかの湯滝が土砂に埋まってしまいました。
今回は、12個の土嚢袋とブルーシート1枚、ペットボトル2本、塩ビパイプ1本、ござ1つを回収し、適切な方法で廃棄しました。ブルーシートは土砂に埋まっており、掘り出すにも相当な労力が必要でした。
深い山の中、人力で一度に運べる物の数は限られていますが、ひとつずつ残置物を回収しています。
他のビジターがフィールド本来の自然をこれからも楽しめる様に。
次回のフィールドクリーニングは8月を予定しています。